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サスの製作でござる。にんにん。

サスのパーツです。プロトで確認した内容をフィードバックして、ステア機能はパスし、サスの動きとタイヤの回転を実装します。

サス完成。計7個造ります。全体真っ黒なので良くわかりませんが、プロトと同様に、Σ型のバネを実装しております。

こちらはタイヤの裏面パーツ。14個作成です。考えてみたらあ~た、1つのパーツに三角のノリシロが12箇所あるんで、カドを36箇所切って、36箇所マジックでレタッチせんとイカンのですわ。それが14個あったらあ~た、ここだけで504箇所ですわ。タイヤ全パーツではあ~た、2000箇所以上ですわ。そら時間かかるわ。
#自分で始めた事なのに逆切れ。

などと適度にガス抜きしながら、車軸パーツです。強度を考えて金属棒(ピアノ線)を使ってます。え?両端に紙を巻いてるのは径を間違えたからだろって?な、なぜわかったですか。ひょっとしてエスパーさん?いつもの「内緒にしといてください」でお願いします。どうかひとつ。

無事ごまかせたところで?組立です。こんな風にタイヤに棒が刺さってるのって、昔の教習所とかにありませんでした?なんか懐かしいです。

うりゃ~、サスとタイヤの完成!ようやくここまで来ました。
あとは難関のアウトリガを攻略すれば、なんとか先が見えてきそうです。

タイヤの製作でございます。

まずは中に入れ込む補強パーツ。左端のを折って三角を造ります。一辺が2.5cmほどです。全14輪ですので当然14個。
この写真を撮るときに三角形の穴のところでデジカメの顔認識機能が働きましたぞえ。誰だと思ったんじゃろう。

こちらは回転軸に置く車軸受け。黄色く塗ってコース上に撒けば、後続車をスピンさせることができますぞ。マンマミ~ヤ。

さて、トレッドパーツと側面パーツも切り出し、これらを組み立てていきます。以前造ったプロト君、「2軸だけど、てててて手抜きとちゃうわ!!」ではタイヤ側面にツヤの塗り分けを試しましたが、あまり効果が無かったので、本番では塗り分けナシの一体でいきます。

組み合わせたタイヤ。トレッドパーツと側面パーツは紙の切り口とノリシロにレタッチが必要で、かなり時間かかります。これが計14個もあると、も~造っても造っても終わんね~。もうやだ~。1個作ったらみょみょみょんとコピーできるようにしてよ、ドラえもん~。

いくら頼んでもドラえもんが来てくれなかったので、泣きながら14個造りました。裏側の側面パーツは、サスと組み合わせて車軸を付けるときに接着します。あ~疲れた。

10月後半に予定されている「トラックの日フェスティバル」まであと約一月となりまして、AR-5500Mのペパクラは佳境を迎えているハズなんですが、どうも進捗が思わしくありません。ぐむむ。

プロトの方で未完成なのはアウトリガ、オペキャブ、ヘッド、ウエイトと言ったところですが、どこも複雑な部分なのでまだ時間がかかりそうです。

いかん、こんな調子ではオカマジョーにシバき倒される。とりあえず本番制作の方を進めねば。ということで、本番のエンジソから制作することにしました。

プロトのペパクラデータに、お絵描きソフトで細かいディテールを描き加えていきます。ラジエターの網々など、かなり細かいところまでがんばってます。LIEBHERRとGamakatsuのステッカーも実機と同様に入れましたぞえ。

パーツを切り出して折り曲げます。印刷面の剥がれ防止に、あらかじめクリアー塗料をスプレーしておりますが、それでも折り曲げライン周辺は印刷が剥がれちゃってボロボロに。あうう。

剥がれ面をマジックでレタッチしながらノリ付けです。剥がれ面だけでなく、紙の切り口やノリシロ部分も白が見えないように丁寧なレタッチが必要なので、1つのハコを組むのに20〜30分かかっちゃいます。ぐは。

ぐはとか言いながら、エンジソパーツ完成!いつもながら、プロトと比べるとディテールのおかげで格段に見栄えが良くなりますね。これぞ知欠ジョー流のペパクラの醍醐味ですな。

さて、ここで再びこれまでの進捗をまとめてみましょう。

6月の末に作った進捗表と比べて、進展があった部分はオレンジの文字になっています。
どうですか?進みの遅さにゾッとしますね(大汗。
 
こんなことではイカン。とりあえずヘッドとウエイトを保留にしてでも本番制作を間に合わせましょう。
それでもオカマジョーに5発ぐらいはシバかれそうですな〜。あな恐ろしや。

なんだかんだで中断していたAR-5500Mのペパクラ記事、再開でございます。
実装方法未定だったオペキャブのリンクを製作しました。

まずはリンクが付くベースとなる旋回体右側を。
裏から撮ってます。内部に補強を入れたボックス構造にしたんですが、パーツを分割しすぎて造りにくく、ちと歪みが出てしまいました。ぐは。
パーツ分割を再検討ですね~。

こちらはオペキャブの下の部分。長さ6cmのかなり細長いカタチです。

これがキモのリンクパーツ。長さ2cmほどですが、2つで10パーツ。複雑です。

いざ、旋回体右側に接着。リンクパーツの動きでオペキャブ部分が左右にスイングします。
しか~し、上からちょっとオペキャブ部分を押さえると、重さで頭がデロンと下がってしまいます。まるで失恋したキリンのようです。なんじゃそれ。

これでは本番のオペキャブを乗せられません。構造を見直さねばならんですね。
どうしましょう。わかりません!#いばるな。

前回書いた、仕組み未定の場所ベストファイブ(って、全部で5つですが)のひとつ、
・ヘッドとフックに付くシーブの材質と製作方法
を検討してみます。

もう顔を覚えられるぐらい通ってるホームセンターで、こういうのを見つけました。ポリカーボネート製の透明なワッシャーです。これを重ねれば、きれいな円形で形のそろったシーブを造れそう。しかも金属ワッシャーより軽くなるわ。まあ素敵♪。
ということで、試しに買ってきました。外径8mmと10mmの2種類です。8mmの方は「約20個入り」て書いてあります。約って...。

中身はこんな感じ。8mmの方はちゃんと20個ありました。よかったよかった。内径が3mmと4mmなので、偏心しないよう気をつけて貼り合わせましょうそうしましょう。また、透明なのでスカイブルーに塗る必要がありますね。100均一でスカイブルーのマジックも買いましょうそうしましょう。

んで、これを重ねていけばいいんですが、問題がひとつ。例えば8mm幅の場所にシーブ4枚を入れ込む必要があるんですが、ワッシャー1枚の厚みが0.8mmなので、3枚一組で普通にシーブを組み立てると厚みがオーバーしてしまうのです。オーマイガ。
なので、2枚一組を重ねる形にして厚みを抑えようと考えてます。この方法だと全体を接着せねばらなんため、ワイヤーの滑りが悪くなるかもですが、見栄え優先で。実際造ってみて滑りがあまりにもアレな場合は、3枚一組で普通に造る代わりに、シーブの数を減らすことにしましょう。

「「バルス!!」」「ブ、ブームが〜、ブームがぁ〜〜!!」

シリンダを付けてみたところ、なんとブーム先端部の重さで付け根がモロリンとモゲてしまうことが判明しました。ピストン先端がシーソーの支点になっちゃってます。グイーンとなってグワーンのドッギャーンのポテです。せっかく切り欠きを造ってワンタッチ脱着できるようにしたのに。

こうなったら実機と同様に旋回体フレームにブームピンを横から差し込む構造にするしかありません。ひょっとして、最初からそうしとけば良かったの?ねえ、そうなの?

ちうことで、旋回体のフレーム全体を造り直しました。実は前のヤツはちょっと歪みも出てたので、造り直して結果オーライですわい。ふぉっふぉっふぉ。右が新フレームです。ブームピンと、ついでにドラムピンも横から差し込めるようにしました。

ブーム付け根もピンが横から入る構造に変更。ここは造り直しが大変なので、切り欠きをふさいだのみです。「NOT手抜き、YESエコ」です。本番ではちゃんと造り直しますぞえ#アタリマエ。

旋回体をキャリアに固定してないので手で押さえてますが、これでどんな角度でもブームはモゲません。ブーム伸ばすと先端部がかなり重くなり、ブーム付け根にはテコの原理で「吊り荷+ブームの重さ」の大体3.5倍の上向きの力が加わるんですが、大丈夫。英語でゆうと「ビッグ・ストロング」。おフランス語でゆうと「ダジョブ〜ン」。「ブ~ン」のとこがアクセントざんす。

こんな下らんネタばっか考えてるせいか、どのような仕組みにするか実は現在も未定のものがあるんでつ。以下の5つでつ。

・アウトリガの弓なり防止とジャッキアップの方法
・オペキャブの右シフトの固定方法
・ヘッドとフックに付くシーブの材質と製作方法
・ワイヤードラムの固定方法
・カウンタウエイトの固定方法

これらをクリアしないと「正直者には見えます看板」が登場してしまうので、毎日ウンウンうなりつつ考えてます。一応それぞれに「こうやったらイケルんじゃないかな?」という構想はあるんで、逐次やってみたいと思います。
...と言いつつ、密かに看板造ってたりして..#オイ。

前回検討した内容に基づき、いざシリンダの製作です。

前回考えた3つの案の内、B案とC案で使ってる長いボルト(100mm x Φ3)は長さが特殊?なため、一般のホームセンターでは扱ってないことが判明しちゃいました。ぐは。通販なら入手可能のようですが、送料を合わせると1カツ丼(=800円)ぐらいになっちゃうらしいス。
なななんやと~、そんなにかかるなら、その金でカツ丼食っちまうわい。ということで、詰め物をするA案で行くことにします。

ピストン(上)とシリンダ(下)。それぞれ3本ずつを横桁で連結しています。横桁には内側に金属スペーサーを入れてあります。
ちとわかりにくいですが、シリンダの中央はスライスして穴を空けてあります。

組み合わせるとこんな感じ。なかなか丈夫です。左側のクサビ形のパーツはブームのピストン受けです。

ピストン受けをブームに接着。このピストン受けにピストン本体の先端部をかみ合わせて自立するように工夫してます。

こちらは旋回体のシリンダ受け。紙を4枚重ねて切り抜き、厚みのあるパーツを作ってます。写真ではマトモですが、実物は断面がガタガタ。オーマイガ。造り方を要再検討ですな。~。

キモとなる詰め物パーツ、単なる3角柱ではございますが、1cmから8cmまで、幅広く取り揃えてございます。複数を組み合わせることで7cmとかもOKでありんす。

そしていざ、ブーム起立!礼!着席!!
いいですね~、ついにここまで来ました。シリンダは実機同様に脱着できます。シリンダ根元とピストン先端はどちらもパーツ同士がかみ合ってるだけなので、脱着はワンタッチ。なので詰め物をスムーズに入れ替えることができますです。

知欠ジョーは悩んでおりました。
明日の昼飯をカツ丼にするかトンカツ定食にするかについて
ではなく、ブーム起伏シリンダの仕組みをどうするかについて。

AR-5500Mの起伏シリンダはお得な3本セットになってまして、外側のシリンダがΦ8、内側のピストンがΦ7で、起伏時のストロークが76mmになります。このシリンダの伸縮を固定する仕組みをどうするのか、非常に悩ましいのであります。

部屋の中をほじくり返したらこんなミニ三脚が出てきまして。うを!これそのまま使えるんじゃね?とヨロコビの舞を踊りましたが、ちと太すぎでつなげられないですわ。

しからば、ペパクラで実現する仕組みを自作するしかないということで考えたのが、シリンダの中に詰め物をするA案。kibriのAMK-1000が同じ形式になってますね。
詰め物取るときに模型ひっくり返してトントンしても出てこね~と大騒ぎになるとイカンので、シリンダを半分にスライスして詰め物を簡単に抜き差しできるようにします。詰め物のサイズによって伸縮が何段階かに制限されちゃうのが欠点。
ちなみにギミックは真ん中のシリンダだけにして、両側は見栄え優先のギミックなしでと考えてます。

さらに考えたB案。シリンダ内に長いボルト(長ネジ)を仕込み、そこに入れたナットの位置で伸縮を調整します。
ピストンの底には中にボルトが入り込むように穴を空けておきます。ボルトとナットは直径3mmのM3規格がサイズ的に良さそうです。

さらにさらに考えたのC案。B案だと伸縮時に地道にナットを回さんとイカンくて大変そうなので、ナットの代わりにクリップを。この形のはダブルクリップって言うらしいですわよ奥様。
クリップの位置で伸縮変更はワンタッチですが、起伏角度が小さいときはクリップとブームが干渉しそう。

イロイロ考えたものの、どれも一長一短ですな~。素材が金属ならイモネジで横から固定とかできるんかもですが、金属加工できる腕もなし。
フェスティバル当日に「正直者にはブーム起伏が見えます」という札だけだったりしても...#しつこい。

旋回体本体にブーム軸を入れました。強度を考えて、スペーサーと言う直径5mmの金属パイプです。キラーン。接着剤で直付けしちゃって、さらに強度アップです。

対するブーム付け根にはこのように切り欠きを造り、ブームを簡単に根こそぎ脱着できるようにしました。ブームシリンダを伸縮させるときに、ブームをすぐ外せるようにしとけばやりやすいかなと考えたためです。
てか、シリンダ伸縮のうまい仕組みをまだ考え付きません。むむぅ。どうしましょ。

ブームの先端側の枠パーツ(正式には何というんでしょ?)。めっちゃ複雑ですね~。全パーツの中で一番複雑かも。ちと構造を見直さんと、造りながらヤになりそうです。

枠パーツを接着した1段目。ブーム本体は紙を2重にして強度アップを図ってます。ブーム伸縮は各段の摩擦力で固定する形式にしようと考えてます。微妙な太さの調節がキモになりますですな。

3段のブーム。それぞれ長さ25cm程度あります。2段目の枠パーツは未装着。だって大変なんだも~ん。3段目のブームヘッドも未装着。だって大変な(省略されました。続きを読むにはカツ丼を食べてください)。

カツ丼食べましたか?では続きです。ブームを装着した全体像。おを、ついにクレーンらしくなってきました。この状態でもなかなかカックイイですね~。

うりゃ、知欠ジョー家の障子を背景にフルブーム。ブームは障子に立てかけてあります。うは。この状態でブームは60cm弱。ヘッドが付けば61cm(実機で30.5m)になります。

ブームが付いて一気に「らしく」なってきました。ここまでの進捗状況をまとめてみませう。
作業としては、元になる3Dデータを造り、ペパクラデザイナーで展開図を作成&印刷し、プロトを製作し、車体色を描き込んで本番を製作、という順番になります。こうやって表にしてみると、製作開始から2ヶ月にして進捗率50%って感じですね~。ぐは。

16輪トレーラーが2ヶ月弱、KRESS 200C IIが1ヶ月で完成したのに比べると、モデルがかなり複雑なために時間かかってますが、なんとかトラックフェスティバルには間に合うかな。間に合うといいな。もしフェスティバル当日に「正直者には見えます」という札だけだったりしても、あまり突っ込まずに生暖かく見守ってやってください。

プロトのキャリアもだいぶ出来上がってきまして、残りはアウトリガ。このアウトリガがかなり大変でして、実は5つも造ってまだ決定してません。中の構造をイロイロ試してるんですが、強度が足りんかったり伸縮がキツかったり弓なりにしなったりでイカンです。うむむ。

当初はプロトキャリアを完成させてからプロト旋回体に着手する予定でしたが、このアウトリガで苦戦してますので、先に旋回体をスタートさせることにしました。

ということでまずは旋回軸です。色んな形式を考えた末、スムーズな回転を実現するために金属のボルトとワッシャーで構成することにしました。ワッシャー広島じゃけん、よろしゅう#また出た。
幅広のワッシャーを使うことで旋回軸をしっかり安定させます。また金属にすることでウエイトの役割も持たせることができます。

実際のパーツがこちら。ホームセンターで1枚6円とかのパーツをチマチマ集めました。2枚ある幅広ワッシャーだけがなぜか250円もしましてビビリました。なんでじゃろう。ジャロってなんじゃろう。

組んでみるとこんな感じ。直径40mm、高さ20mmです。六角ナットの穴からボルトの先端が出切ってないので現場監督に怒られそうですが、大目に見てもらいましょう。てか、これ以上高さがあるとブームと干渉してしまうのです。

旋回体のフレームも造ってキャリアに載せてみました。さすが金属の旋回軸、グリースなどは塗ってないのに指一本でスムーズにグリングリン回ります。もうトンボが捕まえられるレベル。調子こいて回しすぎて他のとこを壊さないように注意しませう。

P.S.
鹿児島はこのところ毎日雨が激しく、湿度90%越えが続いてます。そのせいで紙がメタメタに湿気っちゃって、製作がしにくくてしょうがありません。なんかヌメった都コンブを相手にしてる感じ。なんじゃそりゃ。紙にアイロンかけよかなぁ。それともチンしてみましょかねぇ。


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