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塗装に先立ってこんなのを作りました。100均の木製ピンチに竹串をくっつけて、即席の塗装棒です。
ピンチの先がΣ型になってるので細かいのがつかめないってことに作ってから気づきましたが、総額220円で32個も作れるのでリーズナボーです。

塗装棒にパーツを装着。細かいのや掴むところがないのは両面テープで竹串に装着。

塗装棒は猫の爪とぎ(これも100均)に突き刺して、ランナーのまま塗装するパーツも準備して、いざスプレー塗装。
塗装中に色間違えたり厚塗りし過ぎで気泡が入ってやり直したり、色々ありましたが恥ずかしいので途中経過は省略。うぴ。

オレンジ色のパーツは指定色の「オレンジ」が実機にも準じて良いのでしょうけど、その色だとどうも重厚感が足りない気が。
なのでグレーのサフの上にオレンジのスプレーを塗ることで、1段暗いオレンジにしてみました。ランナーとの色の違いが伝わるでしょうか。個人的に満足な色になりましたです。

ローラードラムは銀色ピカピカでは何なのであえて筋状のムラを作ろうと思ったんですか、いざやってみたら全然イメージ通りにならず。
わざとやろうとするとできない。ムラの世界は奥深いですな(そんな世界はいらん)。

スプレー塗装が終わった主要パーツ。この後は一番苦手な筆塗りをやって、デカール貼り(全部で50枚近く!)やって、仕上げスプレーをやって、最後にやっと組み立てです。ん~、年内に終わるのかこれ?

あのですね、悲しいお知らせがあるんですよ。
パーツ組み立て中にこの接着剤をひっくり返してしまいましてね。もう机の半分ぐらいがびっちゃびちゃ。いくつかのパーツにも引っかかっちゃって表面が凸凹に。ぐええ。

この惨劇を受けて、私どうしたと思います?そう、ふて寝ですよ。もう模型の難易度とか全く関係ないところで思わぬダメージ食らいましたわ。とほ。
 

気を取り直して続きです。このキットはパーツ形状を工夫してあり、パーティングラインがほとんど出なくてナイスなんですが、このプラ製の4本のタイヤは真ん中にびゃ~っとラインが1周してます。まるで和スイーツの大判焼きのごとし。なので削りました。

この画像はwikipediaから。大判焼きって九州では回転焼きって言うんですよ。他にも今川焼きとかおやきとかきんつばとか、数十種の呼び名があるそうで。少しは統一してくれぃ。
 

削るのに使ったのはこちら。ダイソーで売ってるネイル用の「ネイルケアブロック」というやつ。4面が別々の粗さのヤスリになってます。粗さは順に180、320、1200、4000。欲を言えば600や800ぐらいがあってほしいですが、平面なので使いやすいです。

今回組んだパーツ。後部車体とタイヤです。計16パーツ。少し慣れてきたようで前回みたいにグッタリとはならずに済んでます。

こちらはクリアパーツ。各部のライトです。裏側にガンダムマーカーのシルバーを塗り塗り。ヘッドライトはこの後フチに艶消し黒を塗り、ウインカーやテールライトはクリアオレンジを塗ります。

接着剤ひっくり返しの悲しい出来事を乗り越えて、ボチボチと組み立てを進めてます。もうこれ以上のふて寝をしませんように。

唐突にしていきなりのBLOG更新、HITACHI振動ローラーZC50C-5を制作開始でございます。
ハセガワから出てる1/35のプラモデルです。
数えてみたらプラモデルの記事なんて19年ぶりですと。なんということでしょう。

なぜ急に作り始めたのか?
実は先日「クレーンのプラモが出てるやんけ~」とこちらのタダノGR-130NLを意気揚々と買ったんですが、組み立て前にちょっとネットで調べましたら何やら組むのが難しいという記事があちこちに。うひぃ。
パーツ数が300以上もあるとか、ブームはキツキツになるので塗装禁止とか、ウインドウの塗り分けなども繊細だとか。ぐひょう。

これはいかん、19年のブランクを経た後にいきなり組み立てるのがこれでは、途中でふて寝コースまっしぐらになる結果が浮かぶ。浮かばない?いや、ありありと浮かぶ。

その一方で、この振動ローラーならばパーツ数は少ないし可動部も少ないしキャブが無いのでウインドウの塗装をしなくていいし、プラモ復帰の練習にちょうどいいのでは?
ということでふて寝防止のためにもこれを作ればシアワセな未来が待っているに違いないのです。

こちらがパーツ一覧。全部で100程度です。実機に準じたオレンジ、黒、グレーの成型色なので塗装なしでもなかなかの見栄えになりそうですが、今回は全塗装にも挑戦したいと思います。

いざ組み立て開始!車体前部のパーツです。パーツの合いはなかなかにグッド。しかし久々のゲート処理などで時間かかることかかること。

小一時間かけてこの9パーツを組んだところでもうグッタリ。今日はこのくらいで勘弁してやろう。

やはり19年のブランクは大きかった。って、考えてみれば3Dプリントのマルチトレーラーも削ったり塗装したりしとるがな。とは言えこれも4~5年前です。工具や塗料も足りなくて順次買い足しながらの記事更新になるので、ボチボチとお付き合いくださいませ。

前回の更新からちと時間が空いてしまいましたが、ステア化の続きでございます。

今回試験的に出力したナイロン素材のステアロッド。
実物の長さがデータより少し長くなっちゃってるようで、組んだらホイールがハの字になってしまいます。むう。
やはりナイロンだと精度がアレなのかいな~。ということでロッドはアクリルにします。

こちらはリンクバー。
前後を合体して一体で動かす予定でしたが、合体部分でくの字になってしまいます。むうぅ。
やはり合体部で幅9mm、高さ3.5mmというサイズ制約は厳しかったようで、しっかりとした連結ができませんでした。
仕方ないのでリンクバーの合体は無しにします。

ぐだぐだ言いながら6軸分のサスが出来上がりました。
個別に動かすとスムーズですが、リンクバーを介した動きはどうなるでしょうか。

タイヤはこちら。
今まであれだけ金属ワッシャー積層のタイヤを自慢しとったのに、今回はConradから発売されているゴム製のタイヤです。
ステアの造りが繊細なので、金属タイヤよりも軽いゴムタイヤを選択した次第です。

タイヤは64本もあるので、このようにサーキット場のジオラマも可能。
うりゃうりゃとデッドヒートです。フォークリフトが先頭なんでめっちゃ低速だぞ。

タイヤはめ込みました。いいですね~。
スペアタイヤも2個造ったので、計26本のタイヤを使用しています。

テールライト類。
半透明のアクリルにクリアスプレーを吹きますと、パーツの透明度が上がります。
左端が吹く前、右のほうが吹いた後です。積層痕がちょうどライトのモールドっぽくなりました。
これにクリアレッドやクリアオレンジを塗ってライトパーツとして仕上げます。

さて、これでようやく全パーツが揃いました。
いざ組み立てを致しましょう。

前回真っ二つになったフレームは何とか修復できました。
どっちが真っ二つだったでしょうか。外した方にはお仕置きにオカマジョーの投げキッスです。当たった方にはご褒美にオカマジョーの投げキッスを。どっちも一緒やんけ!

車軸関連のパーツを塗装。
前回と同じくファントムグレーという色で塗っています。この色は黒つぶれでディテールを殺すことがないのでお気に入りです。

回転軸にはコレを。
直径0.9mmのこびょうという小さな釘です。鉄製なのでサビないようにクリアスプレーでコーティングしましたが、ちゃんとサビ止めになってるのかはよくわかってません。

まずはホイールの組み立てから。
こびょうをカットしてホイールのパーツに押し込みます。1円玉と比べるとだいぶ細かい作業です。

ホイール12個。
なんか手持ちガスバーナーみたいな感じがします。あぶりサーモンが作り放題ですな。後ろにはステア無しのマルチトレーラーが写っています。

続いて車軸の組み立て。
サスパーツにホイールを組み付け、さらにステアロッドを組み付けます。細かい作業でウキーとなりそうですが、無理するとまたパーツを壊してウギャーとなるので気をつけましょう、そうしましょう。

検討をしただけだったハズのステア化。気が付いたらパーツをランナーにまとめて出力依頼をしてしまいました。

今回は国内の業者さんに出力を依頼しました。前回の海外業者さんと比べて出力代金は少し高くなりますが、輸送日数が短くてよかったです。

出力品がこちら。熱湯風呂に入れるためにざっくりと分割し、すでにサフを吹きました。小さなパーツは余剰バーツを含めて多めに出力しています。

車軸パーツ。サスのキャップとエアブレーキのキャップは今回も別パーツ化しています。

ステアパーツとホイール。ステアパーツは斜めの部分がありますが、うまく出力されているようです。ホイールも金属シャフトの径が小さくなったので再度出力です。

フレーム。ステアしないVer.1とシルエットは同じですが、中央上下の穴の形状が異なっています。

ステアロッドとリンクバー。今回いつものアクリルに加えてナイロン素材でも試験的に出力してみました。ナイロンは表面の仕上がりがザラザラで寸法精度も少し落ちるのですが、出力コストがアクリルの約半額と非常に魅力的です。

前回塗り分けに苦労したシルバーパーツは別パーツ化してやりました。
これならば塗料がはみ出てウギャー!とかなりません。わたくしの勝利です。ふはははは。

ウギャー!水洗い後にブンブン振り回してたら机に当てちゃってフレームが真っ二つ!!
わ、わたくしの敗北です。とほほほほ。
これから数日間のふて寝に入ります。起こさないでください...。

先日無事に完成したマルチトレーラー。お祝いのカツ丼も完食して大満足のワタクシであります。

マルチトレーラーは3Dプリントでどこまで造り込めるか不明点があったのでステアなしとしておりました。

その車軸パーツがこちら。タイヤ回転以外の可動部は無しで、左右のホイールを黒いシャフトが突き抜ける構造です。フレームに納めた際にシャフトの遊びでパーツがカタカタ上下動することで、なんちゃってサスをかろうじて実現しています。

ここで、......知欠ジョーよ.........ステアを......ステアを.........実現するのです.........ほわんほわんほわ〜ん。という夢のお告げがあったかはともかく、ステア化をしてみたいという欲求が押されられず、思わず検討を行ってしまいました。反省はしていません。

いざ、この車軸パーツのステア化をCGソフトでモデリングです。構造としては一般的な模型と同様にステアロッド(水色)でサイドパーツ(緑色)を動かす形です。軸には金属ピンを使うことを考えています。パーツが小さいのであちこち補強のリブを入れたりしてます。

そして6軸分を並べたのがこちら。ここまではまだ順調に検討できました。
問題はこの6軸をどうやってリンクして動かすかです。

と言うのもリンク機構を埋め込むためのフレーム中央の穴スペースが超狭いのです。幅12mm、高さ4.5mmしかありません。ぐはぁ。さらにフレームは前後に分離するので、リンク機構も分離できねばなりません。うぎょぅ。しかも前後のフレームをつなぐジョイント部ではもっと狭い幅9mm、高さ3.5mmです。でひぃ。

脳みそを絞った結果がこちら。出来てみるとなんか普通な形なんですが、白と黄色のリンクバーを設けました。ドリンクバーとは違いますので、いろんなジュースを混ぜて得体の知れない味と色の飲み物を生み出すのはやめましょう。

上から。CGの醍醐味、半透明表示です。リンクバーが左右にスイングすることで各軸のステアが連動します。後ろの車軸がより大きくステアするようになっています。

後方から。狭い中で十分にリンクバーがスイングできて、なおかつ前後がジョイントができるようにと、形状はかなり試行錯誤して考えました。

そして、なんちゃってサスの実現も難問です。ステア機能があるわリンクバーがあるわでシャフトが通せないので、車軸パーツにラッチ(水色)を設ける構造にしました。フレーム側のラッチ受け穴を大きめにしとくことで車軸パーツがカタカタ上下動します。

おまけとして、フレーム中央のシルバーの形状を変えました。実は実機は幅2.99m版と3.2m版があり、シルバーの形が違います。模型化したのは3.2m版なのですが、シルバーはカックイイと思った2.99m版の形にしれっとしていました。これを今回は本来の3.2m版の形に戻すことにしました。
また、テールライト類(水色)は紙パーツの貼り付けでは仕上がりがイマイチだったので、別パーツとしてモデリングしました。

こうしてみるとリンクバーやなんちゃってサスの構造がなんか無理やりですね〜。これらのギミックをうまく実現できるのでしょうか?できたとして全体がまとまりのあるスムーズな動きをしてくれるのでしょうか??サッパリわかりません!!

車軸フレームの中央モールドは無事にスプレーによるシルバー塗装が終わり、なんとか綺麗になりました。
てか、ここも赤塗装の前にシルバーをスプレーしとけば楽だったんじゃ?段取り悪いですね~。

最後にタイヤの製作です。
素材はペパクラ16輪の時と同じく金属ワッシャー。ただし一回り小さい外径16mmのものを使っています。なんと175個入りですぞ。これが全部500円玉だったらカツ丼が121杯食えますぞ(1カツ丼=800円)。

ペパクラ16輪の時は1輪あたり3枚重ねでしたが、今回のは厚みが薄いので4枚重ね。スペアタイヤも含めて26輪分=104枚を接着です。大変です。なので作業時間短縮のために「対衝撃瞬間接着剤」てのを使ってみました。これなら丈夫に素早く接着できるじゃろうて。

で、そのあと黒塗装まで行ったんですが、乾かし中に台から全部丸ごと落としちゃったら半数がこのようにパックリと。
なして、わては「対衝撃瞬間接着剤」はんを信じとりましたのに。なして、なして...。

仕方ないんで金属用接着剤に変えて泣きながら再接着です。
わては、わてはこれから「金属用接着剤」はんと生きていくどす。と、心に強く誓いつつ黒塗装+つや消しクリアで仕上げました。

サスパーツ。
普通の黒で塗装しちゃうと苦労してモデリングしたディテールが見えなくなっちゃうので、ガンプラの関節用の「ファントムグレー」という色で塗装しました。これは半ツヤのダークグレイでして、ディテールがいい感じに出てます。

サスパーツ本体に小パーツを組み付け完了。一円玉との比較です。
今回はアクリル素材でどこまで細かく造形できるか不明な点もあったのでステアなしとしました。

6軸分のパーツ。
ぱっと見タイヤがワッシャーだとはわからない良い出来ではないかと自画自賛です。車軸のシャフトはφ2.0mmのステンレス棒を黒塗装。これがめっちゃ硬くて切断するのが大変でした。このためにわざわざ新しいペンチを買いに行きましたわい。

さあ、紆余曲折を経て、ここに全パーツが揃いました。ブラボーブラボー。
いよいよ最終の組み立てに入りますです。

ただし間違ってグースネックをこの向きにしちゃうと今までの苦労がだいなしになりますので、十分に注意しながら組み立てましょう、そうしましょう。

ふて寝してたら妖精さんが夜中にシルバーのはみ出しを直してくれました。よかったよかった。ですがペンの跡がこのようなムラムラに。
「気分もムラムラぢゃ」
うわっ、しょーもないオヤジギャクを言いにハカセジョーが出てきた。

プシュッ!ハカセジョーに麻酔銃を打ち込んで黙らせたあとで、グースネックとフロアを重ね塗りのためにマスキング。
グースネックのマスキングがすんげ~大変でした。アオリの部分を残して全体を包む必要がありました。

これって赤の前にシルバー塗っとけば、マスキング超簡単だったんでは?
後悔しつつ、立体部分に塗るのでここはスプレーでシルバー塗装。ムラなく塗れました。ちょっとはみ出してるところがありますが、気にせずにまいりましょう#気にしろよ。

裏面。
実機はシリンダの伸縮でグースネックが前後におじぎをするんですが、今回は強度優先で動きなしの一体成型にしました。シリンダは飾りです。えらい人にはわからんのですよ。
代わりにカプラのアダプタにボルトを仕込み、アダプタを回すことで上下に高さ調整ができる仕組みを考えました。

フロア
赤黒に塗り分けられていい感じ。サイドにはフックパーツが付きます。
奥のパーツにあるグレーの帯部分は、フロア伸縮時の引き出し量の目安です。掃除機のコードの赤いテープと同じシステムです。ハイテクです。

裏面
サフだけの時と違って、なんかすげ~かっこよくなってません?色って大切なのね。

車軸フレームのシルバーは結局スプレー塗装でやり直すことにしました。
マスキングしてマジックのシルバーをやすりの親父で削り落とし中。今度はうまくスプレー塗装できるかしら。

実はシルバーだけでなく、赤塗装も仕上げのクリア塗装もあちこちやり直ししてて手戻りが多くて時間かかってます。やっぱり塗装苦手ですわ~。誰か代わりにやってください。

タミヤスプレーで赤塗装を行いました。ブシュ〜。
どのメーカーの建機模型も赤は「真っ赤」ではなくて一段暗い赤です。なぜなんじゃろう。グレーのサフの上に直接吹くとちょうど良い一段暗い赤になりますです。

横から。
通常の赤ではなくメタリックなラメの入ったマイカレッドと言う色を選びました。一味違うアタクシを小粋に演出します。実はペパクラ16輪もこの色です。
サイドにラメが見えてます。いいですね〜。アオリの部分は後でシルバーで塗り分けます。

フロア。
ここもきれいに塗れました。中央部分は黒で塗り分けます。ちなみに赤塗装したやつを庭で乾かしてるとアリが寄ってくるんですが、フェロモンでも出てるんじゃろうか。

車軸フレーム。
中央のモールドをシルバーに塗り分けます。

この中央の塗り分けにシルバーのマジックを使ってみようかなと。これならマスキングとか面倒なことをしないでお手軽に行けるんちゃうかなと。

すんません、行けませんでした。
うまくいったところもあるんですが、思いっきりはみ出しました。最初はちょびっとはみ出ただけだったのに、なんとかしようとこねくり回してたらこんなことに。どどどうしましょ。

今更ながらマスキングとかしてあ〜したりこ〜したり。なんか訳わからんことになってる〜。うひぃ。
こうなったらもうあれを出すしかない。そう、知欠ジョー家に古くから伝わる、泣く子もだまる必殺の秘技、「ふて寝」だッ!


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