ペパクラ MT-400 カテゴリ

ベッセルの製作です。

基本となる床面。これも大きいので裏表ともに2分割です。ベッセルは全体が凹曲面型になります。曲面はパーツ精度や合わせ込みがシビアなので、うまく造れるか、ちと心配です。

床面を支えるフレーム。全部で5パーツ分印刷したんですが、時間の関係で3パーツだけ組み立て。ちと心配とか言いながらテキトーですね。

いざ、床面とフレームを凹曲面型に接着。重し代わりにスプレー缶を置いて一晩寝かせます。うまく行くかキンチョーしますね、なんつって。
右のスプレーは印刷面の剥がれ防止に使ってるシリコンスプレー・クリア色です。

なんとか裏面パーツの凹が成功しました。前部のヤグラを組んで、これから表面の黒パーツを接着です。黒パーツも表裏のズレに悩まされました。むんむむむ。

サイドパーツも組んでベッセル完成。ヤグラも含んだ全長は37cmです。リアゲートも付けねばならんのですが、時間の関係で省略。

裏面。なんかめちゃテカッてますね。フレームが予定より少なくなりましたが、強度的にも問題なさそうです。

ペッセル部は全部で23パーツ。大きなパーツが多いんで、紙は8枚です。

引き続きフレームの製作です。

上面となるフロア部。全長が長いのでA4の紙に収まらず、2枚構成になります。分割面をずらした補強の上にスプレー糊で貼付けます。
ズレないように貼るのが一苦労。なんかいい方法無いかな〜。

出来上がったフロア部。でかいですね〜。全長44cmもありやがります。A3のプリンタがあれば紙1枚に出力できるのかなと思ったら、A3の紙は長辺で42cm。はみ出すんぢゃん。

裏面。全体的にグレーを印刷してます。白い部分は車軸パーツで隠れるところ。一緒に写ってる30cmの定規が小さく見えますね。

フレームの構造は、実機だと台形断面の背骨の上に横向きに肋骨が8本入り、その肋骨の間に車軸パーツとサイドカバーが入るというカタチ。かなり複雑です。
なので、背骨を強度のある三角柱にリメイクし、肋骨もナシにして、フロアで支える単純構造にします。カバーも三角柱にして構造体として活用します。

裏面のアップ。背骨とカバーが三角柱になってます。前端と後端だけには三角柱の肋骨も入れました。三角柱はシンプルで造りやすいし、強度バッチリだし、いいとこずくめ。もう三角柱大好き。

こちらはエンジン。15cm定規が一緒に写ってます。4つの四角という単純なカタチ。フタを付ければ立派な小物入れになりますね〜。

フレーム部はこの後サイドモールや後部バンパー等が付いて、全部で21パーツ。サイズが大きいだけあって紙8枚です。
エンジン部は補強付きで11パーツ。単純な箱ですが、それでも紙5枚が必要です。

久々に、MT-400のペパクラのお話です。

土木フェスタでもちょこっとご紹介したように MT-400は大体のところは出来上がってるんですが、まだ正式公開までに造らんといかんパーツがあります。それにせっかくですから、いわゆる製作記も皆さん見たいですよね。ね。製作中でないと見れない画像とかもありますし。
ということで、数回に分けて製作記の続きを書いていきたいと思います。

ということで、今回はフロント部分の製作。その基となるのはCGで描いた真正面からの図と、

ペパクラデザイナーで平面に展開したパーツ図。
この二つをお絵描きソフトに取り込んで、細部のテクスチャを書き加えていきます。

CGの図というのはパーツが斜めになってたり、光の当たり方で色が違ってたりでそのままでは使えません。なのでCGの図をベースに、ほとんどの部分はお絵描きソフトで新たにテクスチャを作成します。"ETF"の文字も1文字ずつ直線の組み合わせで製作。手間かかります。

めでたく型紙が出来上がったら、印刷して組み立て開始です。

印刷後の手順は、保護用スプレー吹付け→折り目付け→切断→折り曲げ→切り口と曲げ部分のレタッチ→補強接着→全体接着の7工程。右図は折り曲げまで終わったとこです。

17面体のパーツが無事完成しました。幅13cm(実機で6.5m)。今回は1つのパーツが大きいので補強を入れる必要があったりして、1パーツ当たり45分とか1時間とか時間かかってます。

同様にしてフロントの3パーツが完成しました。キャブのウインドウには全体的にスモークがかかってるので、時間短縮のためにも窓の切抜きはナシにしました。ワイパーもお絵描きソフトで描くの大変でしたぞえい。

フロント部は補強も入れて全部で6パーツ、A4の紙2枚です。

プロトの製作です。
スケールはとりあえずの1/87で。紙は普通のコピー用紙を使いました。

いつものように3Dのデータを「ペパクラデザイナー」というソフトに持ってって、アジの開き状態にします。うりゃうりゃ。
今回は時間がないので、とにかくパーツ数が少なくなるようにデータを工夫しています。

キャブ上のラジエター。幅8cm。面が多くて17面もあります。パーツ数を少なくした分、1つのパーツは複雑化しとるのかも。

フロント部の3パーツができました。各パーツがカクカクして、豆腐を切ったみたいになっとりますな。

フレーム。1/87でもA4の紙にギリギリの大きさ。本番の1/50ではパーツを分けて複数の紙に出力するしかないです。

車輪地獄〜。とりあえずで最低限の4組のみ造りました。タイヤの回転はナシとして、2輪を1つの円筒にします。代わりに車輪地獄の醍醐味である各軸のステアと車輪浮き防止のサス機能を実装です。

全パーツ揃いました。コピー用紙を使ったので、接着剤の水分で紙がフニフニと波打った部分が多数。まあプロトだからいいや。

めでたくプロト完成。200C IIのプロトとの比較です。1/87なのに全長30cmありやがりまして、200C IIよりだいぶ大きいですな。この大きさで果たして本番を無事造れるのかしらん。

唐突ながら、新しいペパクラである ETF MT-400 の始動でございます。
最近は CG作ったらペパクラにって流れになっとりますな。
今回もシンプルなパーツ構成+細かい描込みでまいります。

ベースとなるCGのパーツ構成がどないなっとるかと言うとこんな感じ。全パーツの色を抜いて、サフ吹きました状態で表示してます。画像をクリックして拡大して頂くとよくわかりますが、キャブ上のラジエターのフィンやエンジン側面、タイヤなど、かなり細かくパーツを造り込んでます。CGとして見栄えするためにはこのぐらいやらんといけません。

ほんで、このベースをテンプレートに、ペパクラ用に新たにカタチを起こしていきます。
その出来上がりがこちら。まあシンプル。積み木細工みたいですね。平面にした時の分割方法や強度、組み立てやすさを念頭にパーツを構成していきます。
こうしてペパクラ用のCGモデルが完成したら、別ソフトにデータを持ってって紙に展開するための変換を行います。

今回のペパクラは 1/50で全長51cm。200C IIを超える大きさになります。うひぇ。
そして、ある事情により完成までのスケジュールが1ヶ月弱しかありません。どひぇ。
はたしてどうなるのでしょう。わかりません!
ということで、完成までお付き合いくださいませ。


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