2012年のアーカイブ

前回登場したサス検証用プロトですが、「さすって君」という名前がどうもしっくり来ないので改名します。新しい名前は『火曜サスペンション君』! 略して『火サス君 ♪で〜で〜で〜ん↓で〜で〜で〜ん↑』!! 全然略してねぇ。

ほんでですよ、サスを付けたからには、やっぱステアも付けたくないですか?付けたいですよね、お客さん。やっぱビールには枝豆、サスにはステアですよね。ということで、ステアも付けてみることにします。うりゃうりゃ。

ギミックとしてはこうです。車軸をリボン状と言いますか、直方体の上下無しの側面だけの状態にして、緑の部分は固定します。そうすると車軸が平行四辺形にフニフニと変形します。
んで、この軸の変形に合わせて、オレンジの点を支点にして左右連動して車輪がステアする事になります。21世紀の科学の最先端です。

実際の『火サス君 ♪で〜で〜で〜ん↓で〜で〜で〜ん↑』がこちら。実機は7軸の中の5軸ステアなのに間違って6軸ステアにしちゃったのはもちろん秘密です。車体の前端から後端まで長いロッドを仕込み、それぞれの車軸とつなぐことで、多軸ステアも連動させます。素晴らしい。もう22世紀の科学です。

そしてググッと多軸ステア。いいですね〜。ロッドは中央を支点としてスイングするようになっており、支点より前の3軸が同相ステア、後ろ3軸が逆相ステアします。ロッドのスイングで全軸が滑らかにステア可能で、支点から遠いほどステア角が自然に大きくなります。23世紀の科学です。

だがしかし、横から見るとロッドが思いきり目立っちゃってカッコワリーです。うむむ。アウトリガが無ければ、車体の中を通すことでロッドを隠せるんですがね〜。どうしても下にぶら下げるしかありません。ぐは。

せっかく23世紀の科学を仕込んだんですが、どうも見栄えがイケマセン。そもそもここまでしといて車輪が回転しないのはどうよって気もしますしね〜。虫ピンなどを軸にすれば、回転も仕込めそうです。またその一方で、あまりギミック満載にするのも全体のバランス的にどうよ、とも思います。むんむむむ。

ともあれ、この『火サス君 ♪で〜で〜で〜ん↓で〜で〜で〜ん↑』でサスとステアについて一応の目処が立ちました。本番でこれをどこまで組み入れるか、引き続き考えてみたいと思います。

さてさて、前回バッチリだった車輪の接地ですが、接着剤が乾いてきたら浮きが出てきてしまいました。ぐは。
浮いてるのは左後輪側と右前輪側。数値としては1mm程の浮きなんですが、何輪も浮いてるのでカッコワリーですわ。

この点をこのままスルーするか悩んだ結果、車軸にサスを組み込んだ新たなプロト君を作ってみることにしました。その名も「サスって君」。なんかいやらしい名前。

右図のように、まず四角い車軸を作ります。そしてそこから上にピロピロっと出た赤い部分がサスになります。え?想像以上にショボイ?いえいえ、りっぱなサスでございます。ふははは。
真横から見るとピロピロはΣ型をしてまして、ここが紙の弾性でバネのように伸び縮みすることでサスとして機能します。

実際のパーツはこちら。フレームの下にピロピロ付きの車軸が付いています。ピロピロは車軸の両側にあるので、片側だけ縮むことで左右の段差にも対応できます。ハイテクです。

サス可動に対応して細身になったフレームに車軸と車輪を付けました。6軸分しか付いてませんが、気にしてはいけません。車輪は手抜きで円盤だけになってます。

そしてこれがサスって君の実力じゃけん、どないじゃ~。サスのストロークは10mmはありまして、たとえこのように障害物があっても全輪バッチリと接地します。ブラボーブラボー。

Σ型のヘンテコながら、サス付きのご利益はなかなかだと思います。多軸車の接地浮きって目立ちますからね~。
実はこのサスって君については、さらに考えてることが。ぐふふふふ。

プロトのえんじその製作でございます。

エンジンの各パーツ。すでに組み合わせてあるものもありまして、全部で18パーツです。小さいものでは直径5mmの円とかもありまして、作るの大変でした。
中央ブロックはいい資料が無かったので、いまいちカタチに自信ナシなんですわ。コレで合ってるかな~。

キャリアの背中に組み上げ。キャブも接着しました。ゴチャゴチャ感が出ていい感じ。ちょっと寸法を間違えて横幅が2mm位キャリアからはみ出してしまったのはもちろん内緒です。ぬは。
細かいディテールは例によって描き込みで表現する予定です。ディテール多いから苦労しそう。あな恐ろしや。

タイヤブロックも本組み。ちと話が前後しますが、タイヤが14個もあると全部ズレなく接地させるのが一苦労です。そこでタイヤブロック本体にタイヤ裏側部分(半円のヒレ)を一体成型しました。これがガイドとなってタイヤ組立時のズレを最小限に抑えます。

ここまでの全体像。背景が暑苦しいですがご勘弁を。なかなかサマになってきました。タイヤもうまい具合に接地してくれました。よかったよかった。

右サイドから。こちらもいい感じ。
後はアウトリガ・後部ライト類・旋回体接続部の3ブロックができれば、めでたくプロト君のキャリアが完成となります。残りブロックも少なくなり、ようやく先が見えてきましたどすえ。はんなり。

キャリアのフレームの製作でございます。シェケナベイベー。

前回からの宿題だったフレームの構造。どうやって強度を持たせるか、夜もぐっすり寝ながら考えてみました。
強度確保のためにはフレームの長さいっぱいの単体パーツをズゴーンと造っちゃうのがよさそうです。んでアウトリガがあるので高さリミットは5mm。ここにズゴーンとやった赤いコの字型パーツがフレームとなります。
青いパーツはアウトリガのベース。これでフレームの強度アップとねじれ防止を図ります。

んでその下にタイヤブロックのパーツをば。前が2軸、後ろが5軸です。そして前後のアウトリガをはめ込んで、全体の完成となります。
計14輪のタイヤも紙製のため、回転させると歪みでガタピシしちゃうです。なので例によって回転もステアもナシとし、タイヤブロック本体に直付けにします。
 
全体的にシンプルな構造になりました。シンプルイズベストでございますですね。コの字のフレームにタイヤブロックを下から入れ込むことで、さらにしっかりと強度を確保します。

実際のフレーム上部。裏側から見てます。長さはA4の紙で作れるギリギリの28cm、幅は6cm。アウトリガのベースも付けてあります。

本番キャブと仮組み。こうして見るとフレームがすんげ~長いですね。思わず寸法間違ったかと確認したほどです。実機ではフレームの長さは14mになります。

後方のタイヤブロックです。奥が外側パーツ。タイヤのノリシロがイガイガスパイクみたいですな。
その手前が内側パーツ。ここには重りを入れ込む予定なので、補強がすごいことになってます。重りの重量はまだ未定。てか、ブームやカウンタウエイトまで全部造ってバランス見ないと決定できないかも。どうしましょ。
一番手前がタイヤパーツ。この中にも補強を入れてあります。

こちらは前方のタイヤブロック。ここは重りナシとするので、シンプルな箱組みです。
非常時にはキャブとこのブロックだけ緊急脱出するギミックを密かに付けようかしら。「緊急脱出!ペロロンチーノ・ミラノ風!!」とかのナゾのオタケビと共にバネ仕掛けでビョーンと飛び出れば、敵もドビックリですぞ。ペロロンチーノって何やねん。

改めて仮組みです。おを、クレーンのキャリアらしくなってきました。この状態で全長30.5cm(実機で15.25m)。これから小物パーツが付くので、完成時にはもちょっと長くなります。
約1ヶ月半でやっとここまで来ました。来月までには本番キャリアが完成できる、たぶんできると思う、できるんじゃないかな、まちょっと覚悟はしておけ。

ようやく難関のひとつ、フレーム構造が何とかカタチになりました。よかったよかった。ですが、この後も難関が次々と控えております。アウトリガのジャッキアップ、旋回体の旋回方法、オペキャブのシフト機構、カウンタウエイトの固定方法、ブーム起伏時のシリンダ固定方法などなど。うひょ。
これらをウンウン言いながら考えるのも面白いですね~。楽しみながら造って行きたいと思います。

本日は「金星の太陽面通過」でございました。天気の方は台風の影響もありましたが、皆さんの所では見ることができましたでしょうか。

先日の金環日食のときはアレがアレでアレになった知欠ジョーは、今度こそはと意気込んでおりました。今日の鹿児島は薄曇りながら朝から太陽をバッチリと拝むことができ、3年前に手に入れた日食サングラスの出番がやっと来たわいとウキウキで観測を始めた私。

だがしかし、太陽の中のちょっとした点と言ったサイズの金星。薄曇りでイマイチ太陽光が弱いためか、太陽の丸い形ははっきりわかるものの、肝心の金星はいくら目を凝らしてみても「見えてるような、見えてないような」というウルトラ微妙な感じでしかありません。むんむむむ。

デジカメで写真撮ってみたらこんな感じ。ちっちぇ~。

ズームしたらこう。今回もピントが合いません。
太陽の下側をジグザグに飛行するナゾの巨大クチビルを激写できたのはよかったですが。

しょうがないからまたしてもテレビの中継映像を写真に撮る私。とほ。
こんだけ太陽を拡大して金星がこのサイズですから、肉眼で見るのは完全に晴れた条件のいいときでないとイカンのかな~。

その後も太陽面通過が終わる午後1時半頃まで何度か観測してみましたが、時間ごとにだんだん雲が厚くなってきて、結局金星のお姿は確認できませんでしたわ。ぐは。

ということで、本日もヤレヤレな結果に終わってしまった知欠ジョー。次回は105年後だそうで。オカマジョーならそれまで生き残ってるかも。

引き続き、本番キャブの製作です。

キャブ内部。後ろ側から見てます。このあとハンドルも付きます。座席は1枚紙のペラペラですが、組み上げると背面からは見えなくなるので問題ござんせん。たぶん。

窓枠の切り抜き。ステーの細いところは幅1mm以下。うひょ。何とかうまく切れました。各パーツの切り口は紙の白色が見えちゃうので、100均で買った24色のカラーペンを使ってレタッチします。

んで、ウインドウには透明パーツが必要です。今回はスーパーの惣菜サラダのフタを使いました。エコですね~。うひ。中身はスタッフがおいしく頂きました。スタッフって誰やねん。

透明パーツや内部を組み込み、いよいよ外側の組立です。バンパー上のヘッドライトも印刷ながらなかなかリアルです。
透明パーツに使った接着剤の乾きがかなり遅く、組立にかなり時間がかかりました。またハミ出した接着剤が指に付いたために透明パーツを汚してしまいました。ぐは。

その悲しみを乗り越え、サイドのヒレや屋根のキャットウォークを付けて、見事完成です。べべ~ん。
プロトと並べるとこんな感じ。印刷の有無でこんなに違います。パーツ数は内部10パーツ+外側29パーツ+透明3パーツです。

実際のサイズはこんな感じ。長さ3cm、幅6cmです。いなり寿司1個分ぐらいですかな。おっとここで、この文章を読んだ方に「ど~しても今すぐいなり寿司が食べたくなるオカマジョーの呪い」がっ!あな恐ろしや。

印刷によって細かいディテールや塗装の塗り分けが表現できるのはいいですね~。グラデーションや白のロゴもバッチリ再現できますし。
一方で、接着剤が指に付いて透明パーツが汚れちゃったのは悔やまれます。瞬間接着剤なら汚す心配が少なくなるカモとも思いますが、白化や耐衝撃性が心配で。いい瞬間接着剤をご存知の方、教えてくださいませ。

追記:
透明パーツをアルコールで拭くことで、汚れをだいぶ落とすことが出来ました。よかったよかった。
1時間ぐらいずっとキコキコと拭いてましたわい。キコ猿と呼んでください。はい。

キャリアのフレーム構造に煮詰まりぎみの知欠ジョー。
製作のモチベーションを保つためにも、一部分だけでも本番のペパクラを造ることにしました。

ということで、キャブの製作を開始です。
表面ディテールはCGの画像を元にするんですが、その製作は一筋縄では行きません。こちらはフロントから屋根の部分。出来上がりはこうなります。

そのベースとなるのは、CGで描いた真正面の画像と、ペパクラデザイナーで平面に展開したパーツのアウトラインです。
CG画像をお絵描きソフト上で切った貼ったして、アウトラインの上にかぶせます。

CG画像を細かく分断し、個々の色味を調整し、斜めの部分を引き伸ばし、余計な影を消し、逆に足りない部分に影を付け、文字を合成しと、いろんなことを地道にやってます。大変です。

これを各パーツ毎に繰り返して本番データ完成です。ふう。麦チョコをエネルギー源としてついばみながら作業します。

こちらはキャブ内部。キャブ内部はCGデータを使用せず、ペパクラデザイナーのアウトラインにお絵かきソフトで色や模様を直接かぶせてます。コンソールの計器も、わかる範囲で描き込みました。

今までは切取り線&折曲げ線を紙の裏側に印刷してたので、どうしても裏表でズレが出てかなり失敗してましたので、今回は表側に印刷してます。組立後も見える部分は線を省略してますので組立にくいところもありますが、ズレがなくなるので精度がよくなるかなと思います。

突撃偵察 パート2を公開しました。


めったに見れない、ブレードの移送風景です。大迫力でした。
ご覧くださいませ~。

今朝の金環日食、広い地域で見られたと言うことで、ごらんになった方も多かったと思います。皆さんのところではいかがだったでしょうか。

思いおこせば3年前の皆既日食では、知欠ジョーは意気揚々と種子島まで2泊3日のツアーに出かけました。しかしあいにくの小雨模様で太陽は全く見えず、こんな写真しか撮れませんでした。

日食の時間に周りが文字が読めないほどに暗くなったことで、間接的に皆既日食を体感できたのは貴重な体験だったですが。


んで今回の金環日食はこの時のリベンジと言うことで、皆既日食の時にもらって大事に取っといた日食めがねを握り締め、気合を入れて早朝から気合十分でスタンバイしておりました。

そしたらあーた、また小雨模様で太陽全く見えずですがな。もう太陽がどこにあるのかもわかりません。なんたる、なんたるっ。

しょうがないからテレビの中継映像を写真に撮る始末。チンパンジーもビックリ。ぐは。

日食が終わりかけになってから、ようやく雲間から太陽が顔を出しました。日食めがね越しにケータイで撮ったらピンボケで訳わからんですね。

絵で再現すると、実際にはこんな感じで見えました。これが見られただけでも良しとするしかありませんな。とほ。

次回は18年後の2030年6月1日に北海道で見られるそうで。そこで再度リベンジしませう。

プロト君の続きでごんす。

さて、キャリアの車体は一体でズゴーンと造れればいいんですが、途中にアウトリガがあるので分割して作ろうかと。んで、前2軸分のフレームです。長さ約7cm。タイヤ未接着のこの状態でザックリと3パーツのみの構成。シンプルです。

こちらはアウトリガ。試しにベース+1段目だけ造ってみました。伸縮は実機と同様にさせるつもりです。こちらもこの状態で5パーツのみですが、1段目にはすっぽ抜けないように「返し」が付いてます。

ほんで前回のキャブと合体!と思ったんですが、だがしかし!
ブロック構造を合体させていくと、誤差のためにどうも車体がまっすぐになりましぇん。上下方向に歪みがでちゃうので、全体がエビ反ったりウネったりしちゃいます。そもそもパーツの誤差を極力少なく造れればいいんですが、なかなかです。とほ。

ブロック同士を直接組むのではなく、まず車体の全長分のまっすぐなフレームを造り、それにブロックを付けていくのがよさそうです。でもアウトリガがあるから、全長分のフレーム入れるの難しいっす。一応アウトリガ上部には高さ5mm程のスペースがあるんですが、ここに入る高さで強度が出るか...。むんむむ。


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