2012年のアーカイブ

さあ、いざ本番の製作をば開始でございます。

まず3Dソフトでパーツに貼るための車体の真横や真上の画像を作ります。印刷のために大きな画像(幅4000ドット)で作っております。時間かかるわ、パソコンはCPU100%でウィンウィンうなるわで大変です。

できた画像をペパクラのデータに貼り付けます。まず微妙なサイズ調整と色調整をば。そして余分なところを消したり足りないところを書き足したり、一筋縄ではいきません。こっちも大変です。

そして印刷。表面に3Dデータ、裏面に切り取り線を印刷してます。アイボリー調の色にしたかったんですが、プリンタの色調整がなかなか決まらず、微妙に赤紫系になっちまいました。またまた大変です。


いざいざ、麦チョコをかじりながら組立開始。まごころ満彩でお送りしております。ポリポリ。ボトムの外側パーツと内側パーツです。ポリポリ。内側パーツには3Dでの陰影が入っております。ポリポリ。

ボトム完成。すでに長さ15cm。こういう大きなパーツの貼り付けにはいつもの木工ボンドに代えて初めてスプレーのりを使ってみました。木工ボンド以上に強力で、貼り直しが全くできません。一発勝負でパーツの位置決めをするスリリングな展開になっております。

ベッセル上部のリブ。A4の紙ギリギリの長さ27cmに対して幅6mmの細長さです。アスペクト比45対1。ひずみがでるのを極力防ぐためにノリシロを互い違いにする工夫をしてます。この工夫で、ほぼ真直ぐに作れました。

そしてめでたくベッセル完成です。長さ27cm、幅13cm。軽トラックと比べてこの大きさです。下に敷いてる水色のカッティングマットはA4サイズ。すでにそれをはみ出さんばかりの勢いです。

陰影印刷付きのパーツで、シンプルな構成でも精密感が出てるのではと思います。この調子で製作を続けるのじゃ~。ぼ~ふぉ~ふぉ~ふぉ~(V)o\o(V)。

プロト君の続きでごんす。

後部の製作です。まずエンジンをくっつけます。これをコアとして他のパーツが付いていきます。単なる箱ですが、完成すればあまり見えなくなるのでダイジョブです。てか、正直者には立派なエンジンが見えます。見えますってば見えます。

後部完成。パーツ数は10です。サイド部分にクリヌキを作ったら、構造的に弱くなっちゃってフニフニに。とほ。本番では構造を見直す必要がありますね。後輪の泥よけもフニってるので、対策が必要そうです。

200C II の車輪は直径3.3mありまして、1/50では直径66mm。この素材を探すべくホームセンターを徘徊しました。ワッシャーでは最大で48mmのものしかなく断念。あと使えそうなのはキャスター(戸車)ぐらいでしたが、コレもいいサイズがなく断念。ぐは。
結局、苦労して作ったトレッドパターンも再現したいので、紙で作ることにしました。

前輪です。パーツ数は7。強度と精度の問題から、2輪分を1まとめにして作ってます。ストラドル・ステアのための棒が突き出してます。
タイヤの転がりギミックをどうするかはすんげ~悩みましたが、紙だとタイヤがきれいな円にならずに回転がガタピシしてみっともないにゃ〜と予想されるので、転がりはナシとしました。


そんなこんなで、ついにプロト君が完成しました!パチパチパチ。

サイドから。カックイイボディ〜。1/87では全長20cmです。これを画像処理でみょいんと引き伸ばせば、あっという間に1/50の完成ですね  ヾ(ーー )オイ。
パーツ数はトータルで62。かなり抑えることができました。これぐらいならば作りにくいことも無く、精度の問題もクリア出来ると思います。
ちなみに16輪トレーラーのパーツ数を数え直したら、細かい補強も含めて紙が90パーツ+ワッシャーが54パーツでした。意外と行ってたですね。

フロントから。一時はティッシュ箱になるところだった前部もこのとおりバッチリです。ステアしてる前輪がイイですね〜。ギミックとしては前輪ステアの他にタラップが動きます。タイヤ転がりと底面のダンプゲート開閉は省略しましたので、ちと可動部が少ないですがご勘弁を。

無事プロト君が完成しました。これをフィードバックして、いざ本番の製作に突入であります。

プロトタイプ、通称「プロト君」の製作に入りました。
いきなり1/50で作るのはちと大変そうなので、1/87で作っています。
ちなみにプロトタイプってのは「ホワイトモデル」とも呼ぶそうで。なんだかカックイイですね。

こちらはベッセルのサイドパーツ。強度確保と本番での印刷をきれいに出すために、裏表2層構造にします。リブは四角柱です。

ベッセル完成。1/87では長さ15cmあります。シンプルな構成ながら、なかなか丈夫になってます。麦チョコ2袋分ぐらい積載できそうですゾ。麦チョコ大王になれそうですな#なにそれ?

フロント部分。当初はこのように単なる平面で済ませようと思ってました。しかし実際に立体を組んでみると、ちとショボ過ぎですね~。まるでティッシュ箱です。シンプルも行き過ぎるとイケマセンですね。
ちなみにオカマジョーはティッシュを「てぃしゅう」と言うんでイラッときます。

ということで、フロント部分を作り直し。キャブ、フロア、タラップを作りました。これならバッチリですね。もうティッシュ箱とは言わせねぇ。キャブは幅1.8cmです。

フロント部のように、プロト君を作って改めて気づくことも多いですね。作ってよかったプロト君。次はリア部と車輪の予定です。

さてさて、今回のペパクラも1/50スケールで作ります。そうすると完成時のサイズが全長39cm、全幅13cm。デスクトップパソコンのキーボードぐらいのサイズになりますぞえ。気合入れて行きましょう。

まずはペパクラの基となる3Dデータを作成です。シンプル・イズ・ベストを念頭にパーツ構成を大幅に見直したところ、50パーツ以上あったベッセル部分も右図のようにわずか13パーツに。モデル全体でも60パーツぐらいです。大幅な軽量化に成功したゾ(←ちょっとちがう)。

そしてそのデータをペパクラデザイナーで展開図に。パーツ数は少ないですが個々のサイズが大きいので、トータルではA4の紙16枚ぐらいになりそうです。16輪トレーラーでは4枚でしたから、大幅増量ですね。全然軽量化してねぇ。

軽量化の話は置いといて、この展開図にCGで作った各面の画像データを貼り付けていくことになります。その前に例によってプロト君を作りまして、構成を確認しましょう、そうしましょう。

はい、ということで新しいペパクラである KRESS 200C II の始動でございます。皆さんの予想通りです。

実はこの 200C は一度ペパクラ化をたくらんでおったのです。その時のプロト君の画像がこちら。上下ひっくり返っておりますがベッセル周りの部分です。
 
全体に実機と同様のフレーム構造を取り入れ、サイドの凹構造も再現しようと頑張ったんですが、そのぶん構造が複雑になってパーツ数がすでに50パーツ以上
 
この調子だと全体ではダンプトレーラーを越える150パーツぐらいになりそうだにゃ~、大変だにゃ~、仕上がりもよくないにゃ~......という感じで製作が進まず、そのまま開かずの扉の向こう側に封印するという黒歴史と化しておったのです。ダンプトレーラーの件と同じですね。あな怖ろしや。

んで、その反省を活かしましてシンプルなパーツ構成で行きたいと思います。ボチボチと製作していきますので、お付き合いくださいませ。

<動くエビフライにどこまでも追いかけられる夢を見ました>

私は今悩んでおります。変な夢ばっか見ることや宝くじが当たらんことも悩みですが、それよりもペーパークラフトについて悩んでおるのです。

3ヶ月前にスタートしたダンプトレーラー。細かいところも紙で再現するべ~と、2mm幅のリブとか一生懸命作ってるんですが、どうも出来上がりに納得できません。
ペパクラはパーツの切断、折曲げ、接着のそれぞれでどうしても誤差が出ます。そしてパーツ数が増えると誤差が蓄積されていくので、細かいとこまで作ろうとしてパーツが増えると全体を精度よく仕上げるのがどんどん難しくなってしまうんです。ちなみにこのダンプトレーラーでは完成すると100パーツを超えます。うは。

んでプラ板のスクラッチと違うのが、ヤスリがけやパテ盛りでのパーツ誤差の修正ができないこと。はさみで切り詰めて調整することしかできません。切り詰めすぎるともう修正不可です。
またパーツがウネウネと波打つ症状(接着時におきやすい)や、組み立て中に間違ってペコンと凹ましちゃう事故(シワ状の跡が消えない)など、ペパクラならでの修正の難しい問題もあります。
それからリブなどの棒状のパーツも、プラ棒で作ったほうが精度よくできそうです。
こうなってくると、パーツ数を増やして手間をかけるなら、プラ板スクラッチの方が精度よく作れるんじゃないかと思うんです。やったことないですが#ないんかい。

その一方で、プリンタでパーツを印刷するときに模様やディテールも印刷しちゃえるのはペパクラの大きなメリット。16輪トレーラーの時はスプレー塗装だったのでやりませんでしたが、軽トラック2ミニクレーンでやっております。このメリットを生かす方がペパクラらしさが出るのかなとも考えます。
ペパクラは作る人毎に独自のスタイルがあるのだと思いますが、「パーツ数を抑えて誤差を少なくし、ディテール印刷で雰囲気を出す」というスタイルで行くのが私には良いようです。

以上のことから、このダンプトレーラーについては、自分スタイルのペパクラでやるのか、あるいはプラ板スクラッチにチャレンジするのかを含めて、一度中断して仕切り直したいと思います。
楽しみにしてくださってた皆さんごめんなさい。上記の理由によるものとご理解を頂ければと思います。どうかひとつ。

んで単なる中断では申し訳ありませんので、別のモデルをペパクラでやってみようと検討中です。そうです、アレです。製作記を近日開始しますので、お楽しみに~。

KRESS 200C II の比較を公開しました。


今回はおまけも付いておるですよ。

KRESS 200C II のドライブを公開しました。


今回、初登場以来長年の間ナゾだったことが明らかになります。

コメント(4)

待ってました(^^♪

コメントありがとうございます~。

お待たせしました(笑。
オオクラさんも麦チョコの買占めどうすか?
220トンを1年で食べるなら、1日たったの600kgですぞ。

初めまして。
知欠ジョーさんのHPをずっと以前から眺めてました。
なんだかストーカーっぽいですけど。

でも今日こそは投稿せずにいられません。
何を隠そう、私はオオクラなのですから。

「オオクラ」が2人いる。
しかもこんなマニア向け(失敬)のHPで
めぐり合うとは。

なので敢えてローマ字表記にしました。

70億もいる人類の中で鉢合わせる偶然とは
トリビアの種で調べてもらいたいくらい。

詰まらんことで感激してしまい申し訳ありません。
最後に、知欠ジョーさんのHP
更新を楽しみにしています。
今後も、電柱の影から覗かせていただきます。

OHKURAさん、初めまして~。
コメントありがとうございます。

なんと、『おおくら』さんがお二人も。
すごいですね~。何という偶然でしょうか。

ひょっとしたら今後おおくらさんがどんどん増えて行って、
数年後には全国のおおくらさんがここに集合したりして。

ほんでもって おおくら家の連絡事項とか
全てここを経由してやり取りされたりして。
「冷蔵庫のプリンを勝手に食べないように」とか。

などと妄想してしまう、いろんな意味でマニア向けの当サイトですが、
今後ともよろしくお願いします~。

KRESS 200C II のお仕事風景を公開しました。


背景ソフトの再導入、スクリプトの新開発、いろんな画像処理と数々の秘技を駆使して画像を作りましたので、じっくりとご覧くださいませ。

CGのKRESS 200C II を公開しました。


なんだかんだで9ヶ月もかかってしまいましたが、その分細部までリサーチしまして、
グッダーな(←まちがい)仕上がりになってるのではと思います。
黒バックも渋いですぞえ。
予告で出してたクイズの回答もございます。

ところでタコ踊りしとったオカマジョーは...?

オカマジョー「そぉれそぉれそ...はあはあ、そ、そぉれそぉれそぉ...ぜいぜい」

うわ、まだ踊っとる。面白いからこのまま放っときましょう。

コメント(2)

ずいぶんマニアックな機種選定ですね。
この機種、CGを見まで見たことありませんでした。
もちろん例の所に行くんですよね?

コメントありがとうございます~。

確かにマニアックな機体ですね。
昔買った建機の洋書に写真が載ってたんですが、それが無ければ私も知らなかったかもしれません。
でも、こういうレア物がソソるんですよ~。

>もちろん例の所に行くんですよね?
行かない理由がござんせん。ぬはは。
また出てきますので、お楽しみに。


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