突撃偵察

鹿児島の串木野港に風車のパーツが来とるとの情報を頂き、
2012.05.05に吊師さんと偵察に行ってまいりました。



鹿児島県の西端の地図です。

事前にイロイロ調べてみたところによりますと、
A地点の川内(せんだい)港にブレードが、
C地点の串木野港に支柱などのパーツが来てるとのこと。
そして風車ができるのはB地点の いちき串木野市羽島地区です。
ここに「串木野れいめい風力発電所」というのが出来るのだそうです。


ということで、まずは川内港に。

いきなり発見。べべ〜ん。大きなブレードです。


すかさず接近。

ラックに収められて整然と並んでいます。
1枚の長さは約60歩=約35m。
歩幅の短い知欠ジョーでございます。


接合面。

カバー付きのボルトがたくさん出とります。
これでガッチリと固定するんですね。
ブレード1枚の重量はどれくらいでしょうか。


そしてその隣にいたのがこの長尺トレーラー。

全長20m以上あります。うひょ~。


バリケードがありましたのでその外側から。

ヘッドは UD Quonの3軸です。神戸ナンバーでした。
その後ろに2軸のドーリーが2台の構成です。


ヘッド後部。

台座が組んであって、その上にウエイトが載ってます。
カプラーはほとんど使ってない様子。
私の大好きなピントルフックに
ドーリーの丈夫なドローバーがつながってます。


前のドーリー。

2軸8輪の構成です。ゴツいです。
こちらは大型車ナンバー。


後ろのドーリー。

なんとテールランプが前後どちらにも付いてました。
全幅も前のドーリーより大きい3.21m。
そのためか、大特ナンバーでした。
前端にバッテリーも積んでありますね。何用かな?

場所を移動してB地点へ。

すでに以前建てられてた風車が1基あります。今回この周りに10基建てる訳ですね。
風車の根元に。

うりゃ、必殺風車白刃取り!
グルグル回る風車はヒュオンヒュオン音を立てておりました。


振り返ればこの眺め。

海の向こうに薩摩半島南端が見えます。
いいですね~。この日は天気バッチリでした。


道路にはこのような鉄板があちこちに。

ここはショートカットコースが出来てます。
すでに準備万端になってますね。


道路脇にはこの看板が。

10基の場所がよくわかります。まあ親切。
丸々2年かけて工事するんですね。
既存の1基は9号風車のちょい左になります。


1号風車のそばまで行ったらこんなのが。

うひょ〜、このブームはひょっとしてあれですか?


そうです、ホカウンさんのAR-5500Mです。

県外に行ってることも多いこの機体。久しぶりに会えました。
ペパクラ作ったるから待っとれよ。
完成できるか未定だけど#オイ。


その横にはなんと、習志野ナンバーのMB SKの4軸トラクタが!!

うひょ〜、実物を見られるとは思いませんでした。ごいす〜。
後ろは Goldhoferの伸縮トレーラーですね。


ほぼ1基分のパーツがすでに運ばれてます。

その手前には HITACHIの高所作業車です。

25tフックも。

ラフィング先端にはすでに別のフックが付いてるので、ラフィング外した時に使うっぽいです。
さらに蹴って遊ぶ例の台車も。

今回はテクニックが問われそうなダートコース。ダート用タイヤとかあると面白いですな。


そしていざC地点の串木野港に。

フェリー乗り場の北側に、
10基分のナセルや支柱が整然と並んでます。


その中にこの福岡ナンバーのトレーラーが。

三菱ふそうスーパーグレート+Goldhoferの伸縮5軸です。
うは〜、車輪地獄ですぞ〜。


ホカウンさんのクローラもいました。

これでトレーラーへの積み込みをやるんですね。


発電機が入ってるナセル。

高さ4mぐらいあります。
このまま横のトレーラーに積むと、高さ制限をオーバーしそう。
どうやって運ぶんじゃろ。


ナセル根元。

このターレットを挟み込んで運ぶような
新たな車輪地獄が来るのかもな〜と勝手に予想。


回転軸となるスピナー。

これも高さ3.5mぐらいかな〜。
なかなかにゴツいです。


こちらは支柱とシートをかぶったスピナー内部。

スピナー内部にはブレードの角度を変えるための
油圧装置が組み込んであります。


こうして串木野の造船所を見ながら
我々は帰路についたのでした。
めでたしめでたし。

パート2へ。

半日の偵察でしたが、とても収穫ありました。
こうなったらぜひ夜間の移送も見たいですが、
どうなるですかな〜。