LIEBHERR LTM1800

 実車はこれまたドイツLIEBHERR社の 800トン大型クレーンです。
 プラモ化はまたまたドイツの kibri社。元々は鉄道模型の会社だそうで。


まずは箱。
箱絵=完成写真になってます。

通常の伸縮式のメインブーム(4段)の後ろに
デリックブームという鉄骨のブームがあります。
これはバランス用の黒いオモリ(カウンターウエイト)で
メインブームを後ろ側に引っ張るためのもの。

さらにメインブームの先にはラフィングジブという
延長腕が伸びております。

車輪は8軸24輪。

く〜っ、かっこいい〜。

箱は約30cm×20cm×10cmと
国産プラモの箱をちょっと厚くしたくらい
なのですが...。

開けてびっくり。

パーツが これでもかとギッチリ入ってます。

左図は一度中身を全部出して入れ直した
後なので まだ多少整ってる方です。
最初は各パーツが入り乱れ、
「な、なんじゃこりゃ〜」状態でした。

開封一番、クンクンと匂いをかぐのがしきたり。
匂いは普通のプラスチックの匂いでした(^^;。

中身を全部広げるとこうなります。
広げた新聞紙2枚以上の面積。

総パーツ数は 300以上あるでしょう。
それらが数個づつランナーにつながっており、
その状態で90組くらい。

普通の車のプラモはもっと多くのパーツが
組になっていて、組数は多くて10組程度です。

1つの組はせいぜい10パーツくらいで
構成されてます。

左図はCDケースとの比較。

何でこんなにパーツを小分けにして
あるのかと言うと...。

見てください。

左図は直径8mmのホイール部ですが、
矢印部分に何と逆テーパーが付いてます。
パーティングライン(金型の合わせ目)も
見えません。

こちらは前述のデリックブームの一部。
高圧線の鉄塔の様な骨ホ〜ネ構造ですが、
これがなんと一体成形。

こちらは本体のシャーシ。
長さ20cm程度ですが、非常に細かい部分までキレイに作り込まれてます。
バリも全くなし。

このような技を駆使するためにパーツが小分けになってたんですね〜。
一体どんな金型を使ってるんでしょう。私には4次元金型としか思えないス。
うーむ、恐るべし。

それに比べて組み立て説明書は
意外とテキトー(^^;。

こちらはA4両面の四枚。
#説明書も小分けかい。

と、驚異を抱きつつ、いざ組み立て開始!

購入前はどんな塗装にしようか迷ってました。
候補は、
・青&白の クールな ANTHONYカラー
・赤&黒の 渋い VAN SEUMERENカラー
・赤青緑黄の カラフルなMICカラー
これらは実在する実車の塗装です。

しかしパーツがすでに ANTHONYカラーに色分け
されているので、今回は無塗装で行きます。

組み立て中の本体。

パーツの方は組毎に1つの番号があるだけで、
どのパーツがどこにあるのか探すのが一苦労。
組み立てより探す時間の方が長かったかも。

しかしパーツの合いは驚異的に良く、
半分は接着剤不要でパチパチはまるほど。
4次元金型の威力ですな。



などと言いつつ約2時間半で本体完成。さすが無塗装だと速い(^^;。
細かいパーツや車輪の一部は上部組み立てに備えて未装着です。
アウトリガー(X字型のつっかえ棒)は手前の延長タイプにも換えられます。

続きはパート2でご紹介します。


うーむ、ここまでの組み立てに2時間半、このページを作るのも2時間半。
バランス取れてないやん(^^;。