DEMAG PC/CC 4200

ついにスーパーリフトが立ち上がります。たぶん。#たぶんかよ!




スーパーリフト2段目の上にあるシーブブロックを
サポートクレーンで吊って移動します。
ドラムからワイヤーを引き出しながらの移動です。


移動先はスーパーリフト先端。
鉄骨を三角形に組んだシーブブコックコネクタを前方に出し、
その先にピンで接続します。
コネクタにはスタンドが付いており、
いまさらながらに敷いた材木の上にスタンドを立ててます。
#そのくせシーブブロックは地面に直置き。


シーブブロックのワイヤーの様子。
分かりやすいように緑色にしました。
上部と先端にある2枚のシーブを通しています。
ラチスの上でワイヤーがウネウネする様子も再現したんですが、
あまりよく見えてないですね(汗。


滅多に見れない、ラチス内部からのショット。
メインワイヤーを引き出すためのガイドロープを張ります。
ガイドロープはスーパーリフト1段目に巻いてあります。


ヒサビサに全景を見せた摩天楼をバックに、
ガイドロープを先端部のシーブに通していきます。
でもこの図ではどう通してるのかよくわかりませんね。


なのでガイドロープの張り方手順の解説です。
A,B,C,D、それぞれのシーブは左右2連になってます。
まずシーブA近くのガイドローラーに通し、
・シーブB左 ・シーブC左 ・シーブB右と
赤い矢印に従って張ります。複雑です。


そして折り返して来たガイドロープを
Aフレーム先端の第1ドラムにつなぎます。
人影君が第2ドラムの上に乗っちゃてます。
なかなかにワイルドに作業してますな。


ブライドルの接続です。
スーパーリフト先端からペンダント・ロッドが
ラチスの上面に沿って伸びてます。
#人影君の足下にあるヤツです。
その先にブライドルを接続します。


ガイドロープを巻き戻し、
第1ドラムのメインワイヤーを
このようにシーブに巻きます。
ワイヤーは水色にしています。


メインワイヤーの張り方手順。
ガイドロープを巻き戻して、
・シーブB右 ・シーブC左 ・シーブB左に
メインワイヤーを通します。
この状態でガイドロープを切り離し、
メインワイヤーを再び付け根側に折り返します。
ガイドロープは完全に巻き戻します。
#ふう、やっとページの半分まで来ました。
スーパーリフトの立ち上げまでもう少しです。


1段目のシーブブロックにクシのような形をした
治具(ジグ)を取り付けます。
メインワイヤーの先端はこの治具に接続してあります。


そしてシーブブロック全体をゴソッと持ち上げちゃいます。
ダイナミックですね〜。
このままメインワイヤーを巻き戻すと
シーブブロックが前方に引っ張られていきます。


ビヨンビヨン・ワイヤーを緩めながら
ゆっくりと移動してきました。
シーブブロックを先ほどのブライドルに取り付け、
治具を外します。


第1形体:デンデロリン・ワイヤー、
第2形体:ビヨンビヨン・ワイヤーが
最終形体にして真の姿、「ビシット・ワイヤー」になりました。
そう、このワイヤーはスーパーリフトを起伏するための
ワイヤーだったのです。今明かされる衝撃の真実!


第2ドラムからの2本目のメインワイヤーを引き出し、
1本目とともにシーブBとCを通して
ラチスの下まで引っ張りだしておきます。


ウエイト用のワイヤーの組み付けです。
直径10cmくらいある太いワイヤーを左右2本ずつ
コネクタに組み付けます。


ワイヤーをラチスに沿って這わせて、
端をスーパーリフト付け根付近まで持って来ます。
これにてようやく部材の組み付け完了です。


さあ、いよいよスーパリフトの起立です。
ビシット・ワイヤーがギギッと音を立てて、
全長35mのラチスがゆっくりと起き上がります。


起立させつつ先端のシーブブロックを吊って、
先端からぶら下げる形にします。


シーブブロックが完全にぶら下がったら
ブロックの上下を分離します。
そして下部を地面近くに保ったまま、
さらにスーパーリフトを起立していきます。


ド〜ンと起立した35mのスーパーリフト。
アウトリガのところに人影君が小さく見えます。
先端から垂れてるのはシーブブロック下部と
2本のメインワイヤーです。
この角度まで起立して、メインブームの組み上げに移ります。

 組むぜ6へ。


遂にと言うかようやくと言うか、
スーパーリフトが立ち上がりました。
これからさらにメインブームが待ってるんで大変どすぇ。