DEMAG PC/CC 4200

旋回体の変身の始まりです。




旋回体の側面に付いてるサイドステップを起こし、
その上に乗ってシリンダカバーを取り除きます。
サポートクレーンで吊って取り除くので
カバーは相当重いんでしょうね。


オペキャブの展開。
スーパーリフト付け根をちょっと吊ってスペースを作り、
オペキャブを90度回転させて展開します。
ちょっと吊ってってところが面白いですね。
を、車輪地獄は油圧が抜けてるので
サスが伸びきってダランとしてます。


オペキャブ展開完了。
オペキャブ自体は油圧で展開します。
またキャブチルト機能が付いており、これも油圧です。


センターウエイトの組み付け。
アウトリガ付け根の左右にウエイトを組み付けます。
重量は計60トンです。
オペキャブ展開前に付ける方が作業しやすい気がしますけど、
大きなお世話ですか そうですか。


いよいよAフレームの変身です。
まずAフレームとウエイト台をつないでるフックを外し、
ウエイト台を地面に下ろします。
水たまりの水面が波打っておりますですね。


"CC/PC 4200"と書かれてる油圧シリンダを
オペキャブからの操作で縮めることで
Aフレームがゆっくりと起きて行きます。
同時に機体上面を覆っているデンデロリン・ワイヤーも
巻き取って行きます。
ウエイト台もロッドに引っ張られて
段々と持ち上がって来ます。


全長12.5mのAフレームが完全に起き上がりました。
地面との角度は45度、高さは約13mになります。
ウエイト台はロッドに吊られて地面と水平になります。


旋回体上面のアップ。
デンデロリン・ワイヤーが今度は
ビヨンビヨン・ワイヤーになりましたね。
こんな状態でよくからまないものです。
ちなみにオカマジョーは酔うとすぐからみますが
関連はありません。
シリンダ付け根、黄色い枠の部分でピンがせり出し、
シリンダを固定します。


ググッとAフレーム先端のアップ。
むむっ、こんなところに "mammoet.com"の文字が。
う〜む、宣伝効果パツグンですね。


全体をこの角度から。
移動形体では車輪地獄のある方が後ろなんですが、
稼働形体では車輪地獄のある方が前になります。
つまり旋回体が逆向きになってる訳ですね。
全体がなんだかシャチホコのようにも見えますね。
人影君もホイホイと歩いてます。調子良さそうです。


カウンターウエイトの設置開始です。
まずウエイト台の上に作業用足場ともなる
鉄板を敷きます。
この角度からだとAフレーム内の第3ドラムが
ダブルスになってるのがよくわかりますね。


チラッと写ってる摩天楼をバックに
カウンターウエイト搬入。
ウエイトは1枚で約12トンあります。
中央部分にはロッドが通るための切り欠きがあります。


人影君がウエイト台に乗って
2人がかりで組み付けです。ヨッコラショっと。
ウエイト台は地面から4mの高さになるので
ちょっと怖いですね。安全第一でまいりましょう。
同様にして左右交互に1枚ずつ組み付けて行きます。


ウエイトの組み付けが終わりました。
ざるそば18人前。重さは計220トンになります。
紅白のラインが MAMMOETぽくっていいですね。


これにて旋回体の変身完了です。
全体を上から。
ますます重厚感あふれる形になって来ました。

  組むぜ4へ。


旋回体の変身が無事に完了しました。
ワイヤーの作成がとっても大変だったんですが、
これで一安心です。よかったよかった。