DEMAG PC/CC 4200

かなりユニークな形のこのクレーン。
稼働形体への変身を説明する準備として
各ペーツの構成を詳しく見てみましょう。

なお各パーツの名称は便宜的に付けた部分があります。
正式な名称とは異なりますのでご了承ください。




Aフレーム。最も目を引くパーツです。
全長12.5m、高さ2mあります。
ガッシリとした骨ホネのラチス構造ですね。
先端部には計12枚のシーブがあります。


大きなドラムは左から第1、第2ドラムです。
さらに"DEMAG"のロゴの部分に第3ドラムがあります。
このようなカットモデルっぽい絵が
作れるのもCGの良いところですね。


Aフレームの下にはカウンタウエイトを載せる
ウエイト台があります。こちらは長さ8m。
稼働形体ではAフレームからロッドでぶら下がる形になります。


旋回体。ゴツい形です。全長6.8m。
この中にエンジンや油圧装置が収めてあります、
"CC/PC 4200"と書かれた太い油圧シリンダは
Aフレームを動かすためのものです。
その内側にあるインスタントラーメンのような帯は
Aフレームのドラム等の油圧ケーブル。
また中央右側にニョキッと伸びてるのは
メインブームのバックストップ(後方転倒防止棒)です。


別角度から。オペキャブも表示しました。
オペキャブの側面にも"MAMMOET"のロゴがあります。
この角度からだとなんだか宇宙船みたいですね。
スターウォーズとかに出てきたりして。
#操縦席横向きやんけ。


アクスルと車輪地獄。全長は合わせて9.8m。
アクスルにはX字型にアウトリガを接続するための
コネクタが付いてます。
車輪地獄の上にも色々と載ってますね。
スペアタイヤもポンポンポンと置かれてます。


スーパーリフト付け根。全長6.5m。
実はこのパーツが作成に一番苦労しました。
真ん中にオペキャブを入れる穴が空いているため
ラチスの構造がとても複雑なのです。
苦労度「4ふて寝」でございます。


あんまり苦労したんで別角度からもじっくりと見て頂きましょう。
一昔前に流行った立体視(ステレオグラム)です。
画像下の黒丸が重なるように見るとあら不思議、
ラチスの複雑な構造が浮き出して来るではないですか。
これは古代の人々の知恵なのか!? 気をつけろ!
#おっと思わず探検隊の隊長が。


全パーツを組み付けた本体中央部。
重厚感あふれますね〜。
ワイヤーのウネウネがいい感じです。


で、本体下側にはケーブルが。
これはトラクタ側から車輪地獄のステアを
コントロールするためのものです。
#ホントはもっと本体のいろんなところに
ケーブルが這いまくっているんですが、
作ってたらキリがないのでかなり省略してます。
また黄色の部分はケーブルカバーで、
本体からぶら下がってるだけです。


本体をおおうワイヤーの様子。
第3ドラムから伸びて、先端と後端のシーブの間を6往復し、
先端シーブのところで留めてあります。


さあ、せっかくですから?全体像も立体視で。
トラクタ部がググッと迫ってくる感じですね。


後ろから。
前からの画像よりこっちの方が
より飛び出して見えるようです。
ワイヤーが繊細な感じでいいですね。

 組むぜ1


各パーツの説明を終えて、変形シーンへの予習もカンポキですね?
立体視はあんまりやりすぎると気持ち悪くなるので
ホドホドに楽しんでください。
また、ど〜しても飛び出して見えない方は
「1号機と2号機が並んでる画像」と考えてください。おほ。