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ハカセジョーの実験室


模型の撮影

さあて、ついに実際に模型の撮影ぢゃ。今まで解説してきたノウハウの数々が、その真価を発揮するのぢゃ#おおげさ。

■セッティング

全体のセッティングぢゃ。サンプルの撮影と同様にセッティングをするんぢゃ。模型の位置は左の画像よりもっと手前でも良いぞい。

■トップライト


<画像A>

さて、まずはトップライトのみの画像ぢゃ。この段階でもキャブの上面や赤いリフトの付け根にハッキリとエッジが立っておるのう。でも全体的に見るとエッジがやや弱い。「トップライトはサイドより強めに」が基本だそうぢゃから、トップをもちょっと明るいヤツに換えたほうが良いかも知れんの。今後の課題ぢゃ。

■サイドライト


<画像B>

次に左のサイドライトぢゃ。キャブを中心にかなりエッヂが立って来たのう。またウインドウは均一に白くなっておる。これはディフューザーが映り込んでおるんぢゃ。


<画像C>

さらに右のサイドライトぢゃ。リフトの後部にエッジが立って、非常に立体的になって来たのう。ボディサイドのパネルラインも凹凸が強調されて、どのようなラインが刻まれておるかかよく分かる。またボディサイドの全体にディフューザーが均一に映り込んで、滑らかな反射が生まれておるぞい。

■仕上げ


<画像D>

最後にトドメの前面鏡照らしの術ぢゃ。これで模型の前面が照らされてカンポキな状態となる。キャブの手前側のカドに帯状の白い反射(ハイライト)がきれいに出ておる。またフロントタイヤのホイールも明るく照らされておる。

この画像は黒バックを少しボカしてなじませた以外には一切画像処理をしておらん。デジカメで撮ったそのまんまの状態ぢゃ。料理で言うと、「生のままでも新鮮においしく戴けますね♪」 ということぢゃ。総額16カツ丼のスタジオでここまでできるのぢゃ。

■画像比較


<画像D>

<画像E>

上の<画像D>が今回の「知欠ジョースタジオ エピソード3」での画像、下の<画像E>が黒バック&電球照明の「エピソード2」での画像ぢゃ。

<画像E>も撮った時点ではそれなりにイイと思っておったんぢゃが、画像処理をてんこもりに行ってやっとこのレベルぢゃ。画像Dは画像処理なし。こうして改めて比べてみるとその差は歴然としとるのう。自分でもビックリぢゃ。

■ジオラマにも

このスタジオでジオラマを撮影しても面白いと思うぞい。背景には青い紙を置いて空を表しとる。題名は『雪も降り積もる土の丘を登るオールテレン・クレーン』ぢゃ。決して UFOキャッチャーでゲットした「給食カレーのぬいぐるみ」の上に模型を置いただけ ではないぞい。あくまでもジオラマぢゃ(言い切り)。

「知欠ジョースタジオ エピソード3」の実力を感じてもらえたかの。セッティングに関してはもっとアレコレと工夫できる余地があるようぢゃ。また報告するぞい。